FX【RSI】ダイバージェンスの解説、利用方法、注意点を解説!

FX【RSI】ダイバージェンスの解説、利用方法、注意点を解説!

外国為替の売買を行い利益を出すことができるFX取引では、様々なデータを参考に売り時・買い時を見極めます。

相場の分析に使われるのは、テクニカル分析とファンダメンタル分析の2つです。

そのうち、テクニカル分析とは、過去の価格や出来高を参考に将来の値動きのトレンドやパターン、価格を分析・予想できる手法となっています。

ここで、初心者でも簡単に理解することができる人気テクニカル分析の「RSI」の利用方法と(ダイバージェンスとは何かを含む)「ボリンジャーバンド」について紹介していきたいと思います。

RSIの利用方法について|ダイバージェンスとは?

為替の値動きのトレンドやパターン、相場転換のタイミングを分析することができるテクニカル指標に「RSI」というものがあります。

RSIとは何かや利用方法について、さらにダイバージェンスとは何かにも言及して紹介していきましょう。

RSIとは?指数が表す状況とは

RSI(Relative Strength Index)とは、一定期間におかえる値動きの強弱を数値で表したもので、現在の価格が買われすぎている状態なのか、売られすぎな状態なのかを判断することができます。

RSIの数値は0~100で表され、一定期間の価格の上昇幅の合計を一定期間の上昇幅と下降幅の合計で割って計算されグラフとなって表されます。

70~80を超えている時は買われすぎている状況だと判断でき、20~30を割り込むと売られすぎている状況だと判断することができるのです。

RSIの利用方法と注意点

RSI指標の動きを把握しておくことで、買い時や売り時を判断する材料の1つにすることができます。

RSIが表す指標を使って判断するとしたら、70~80を超えてきた場合は買いポジションを利益確定売却するタイミングの目安に、もしくは売りポジションに入るタイミングの目安になります。

逆に20~30を割り込んできた場合は売りポジションを買い戻すタイミングの目安に、買いポジションに入るタイミングの目安にすることができます。

ただ、ここで注意しておきたいのが、RSIが表す数値だけを判断材料に売買をしてはいけないということです。

RSIが示している数値はあくまでも予想であり、必ずしも相場が反転するとは限りません。

そのためRSIと他のテクニカル分析を併用することと、ファンダメンタルからの分析も行ったうえで売買を行いましょう。

RSI分析ではダイバージェンスの把握が必須

ダイバージェンスとは、価格とRSIの推移に相違が発生する逆行現象のことをいいます。

簡単に言えば、「価格が上昇しているのにRSIの指標は下降している」・「価格が下降しているのにRSIの指標は上昇している」状態です。

では、このダイバージェンスが何を表しているのかというと、相場のトレンドが転換しそうだという状況を示唆しています。

ダイバージェンスを使った分析で注意したい点は、相場のトレンドが転換するその後の動きは予想ができない点です。

価格上昇の勢いがとまる、強気な状況が終わる状況は予想できても、その後に価格調整が入るのか、反転するのかは判断することができません。

そのため、RSIによる分析と同様、他のテクニカル分析やファンダメンタル分析の併用が必要となります。

ボリンジャーバンドと組み合わせて利用してみる

テクニカルチャートの1つRSIとダイバージェンスが表す分析と合わせて判断材料にしてほしい分析方法に、ボリンジャーバンドというテクニカルチャートがあります。

ボリンジャーバンドとは何か、チャートの見方や利用する際の注意点について言及していきましょう。

ボリンジャーバンドとは?

ボリンジャーバンドとは、決められた期間内の標準偏差値を表したもので、今後どのくらいの値幅で価格が推移していくか、どの価格になると相場が転換するかを把握することができます。

その基準となるのは、センターバンドの上下に示されるラインです。

センターの上下に示されるラインは、センターバンドから±1σ(シグマ)~3σのレベルで表され、センターバンドから±1σの範囲で価格が推移していく可能性は65%前後で、±2σで推移していく可能性は95%、±3σで推移していく可能性は99%と言われています。

+側のラインを超えてくると価格が大きく伸びる、-側のラインより下げてくると価格が大きく下がる傾向があります。

ボリンジャーバンドの利用方法と注意点

ボリンジャーバンドを把握しておくことで、今後の値幅や相場のトレンドが変わるタイミングを把握することができます。

価格がボリンジャーバンドの上部を推移している場合は、買いポジションの利益確定売り、もしくは売りポジションの入りタイミングの目安になります。

一方、価格が下部を推移している場合は売りポジションの買い戻し、もしくは買いポジションの入りタイミングの目安になります。

相場のトレンドが変わるのは、上下のバンドを超えて価格が推移した場合です。

価格がバンドを超えてくると、価格が上昇する買いサインがでたと判断できます。

一方、価格がバンドを割り込むと、価格が下落する売りサインがでたと判断できます。

このようにボリンジャーバンドを使うと価格の動きを予想することができるのですが、バンドすれすれで価格が推移している状況からバンドを超える可能性がある点には注意が必要です。

そのため、他のテクニカル分析と併用してさらに詳しく相場を分析する必要があるでしょう。

ボリンジャーバンドとRSI分析併用のすすめ

ボリンジャーバンドによる分析結果の確立をあげてくれるのがRSI分析です。

例えば、ボリンジャーバンドの-2σあたりで価格が推移しているとします。

この状況で買いを判断する前にRSIの指標を確認してください。

もし、20~30以下で推移していたなら、買ってもいいタイミングだと判断できます。

20~30を割り込んでいない場合はさらに下がる可能性もあるため、しばらく様子を見た方が良いと判断します。

このように、ボリンジャーバンドとRSI分析を組み合わせることで、売買するタイミングをより明確にすることができるのです。

『FX【RSI】ダイバージェンスの解説、利用方法、注意点を解説!』のまとめ

紹介してきたように、RSIもボリンジャーバンドも各々違うデータを基に、現在の価格が買われすぎなのか、売られすぎなのかを示してくれます。

そのため、2つを組み合わせることでより的確に将来の価格推移を把握することができ、悩むことなく売り・買いの判断をすることができます。

将来の価格を予想するなんてできない…と敬遠する人の多いFX取引ですが、様々なテクニカル分析を活用することで簡単に売買の判断をすることができるのです。

数あるテクニカル分析の中でも、初心者にも把握しやすく、人気の高いRSI・ボリンジャーバンド分析に注目し、FXでの資産運用に挑戦してみてはいかがしょうか。

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