FXに取り組む際の手法の1つに、ウォルフ波動があります。
ただ見聞きしたことはあっても、ウォルフ波動の基本や活用方法については詳しくないという人もいるでしょう。
もしも今後FXを継続して取り組むつもりであれば、ウォルフ波動についてできる限りしっかり理解しておきたいですよね。
そこでウォルフ波動とどう向き合えばいいのかを解説します。
Contents
ウォルフ波動の基本について
まず詳しい活用法を理解する前に、ウォルフ波動の基本について頭に入れておきましょう。
ウォルフ波動が何なのかを、きちんと理解することが大切です。
ウォルフ波動とは何か
ウォルフ波動とはチャートを用いて取引する際の取引パターンの一種で、ウォルフ波動を見極めることで値動きの予測や利益を確定するタイミングがわかりやすくなります。
ウォルフ波動を理解しておけば、FXの取引において非常に役立ちます。
このウォルフ波動を知らないのは明らかに損だともいわれていますので、ウォルフ波動に対する理解をできるだけ深めておきましょう。
これからFXに真剣に取り組もうとしている人には、特に重要なキーワードです。
ウォルフ波動が生まれたきっかけとは
ウォルフ波動を提唱した人物は、アメリカのビル・ウォルフ及びライアン・ウォルフ親子です。
この父子はともにトレーダーで、S＆P500を中心に投資を行っていました。
ウォルフ波動を提唱するきっかけとなったのは、万有引力を発見したことで有名なニュートンの作用反作用の法則を知ったことです。
お互いの力が影響し合う法則である作用反作用の法則が、チャートにも当てはまるのではないかと2人は予測したのです。
まさかウォルフ波動にニュートンが関係しているとは、思いもしませんでしたよね。
ウォルフ波動はどんな人にオススメなのか
次にウォルフ波動はどういう人に向いているのか、それを知っておきたいですよね。
一概に言えるわけではないものの、たとえばまだFXでの成功法則をみつけ出せていない人に特にオススメです。
すでに自分なりの成功法則がある人は、ウォルフ波動に無理にこだわる必要はないのかもしれません。
また利益確定や損切りのタイミングに自信が持てない人も、ウォルフ波動を知っておくと取引で役立つ可能性があります。
これらに当てはまる人は、比較的オススメだといえるでしょう。
ウォルフ波動の活用方法
ウォルフ波動の基本についてわかったら、次はいよいよウォルフ波動の活用方法です。
活用方法をしっかりとマスターし、取引でチャレンジしてみましょう。
チャートからウォルフ波動をみつけ出す
ウォルフ波動を活用するためには、チャートからウォルフ波動をみつけ出さないといけません。
チャートを見る時に心がけたいのは、ウェッジパターンができていないかどうかです。
ウェッジとはゴルフからきているワードですが、ウェッジのように反転しているパターンをチャートで探します。
上昇と下降を繰り返すチャートの中に、ウェッジパターンが出現していないか目を凝らして探してみましょう。
最初の内はみつけるのが難しいと感じてしまいますが、慣れてくるとみつけやすくなります。
ウォルフ波動のターゲットに狙いを定める
チャートを見てウォルフ波動があると確認できたら、ラインを引いてターゲットに狙いを定めましょう。
たとえば上昇トレンドの場合は、反転ウェッジが右肩上がりになります。
天井圏のポイントが右肩上がりになり、それが同じライン上に位置します。
そして反転したあとの底値圏の2つのポイントも、同じように右肩上がりになります。
この天井圏のポイントと底値圏のポイントをラインで結んだ先になるのが、ウォルフ波動のターゲットです。
ターゲットが判明したらエントリー
以上の手順でウォルフ波動のターゲットが判明したら、あとはそのポイントでエントリーするだけです。
実際のチャートではさまざまな兆候がありますので、それらのパターンも覚えておくとさらにエントリーしやすくなります。
例えば、天井圏がダブルトップになった場合などは、ターゲットを狙いやすくなります。
ターゲットが見極められない場合は、実際のチャートからシミュレーションしてみましょう。
シミュレーションすることで、ターゲットを見極めやすくなります。
ウォルフ波動を活用する際の注意点
ウォルフ波動を活用する際にどのようなことに気をつければいいのか、注意点もできれば知っておきたいですよね。
どのようなことに注意すればいいのかをアドバイスします。
ウォルフ波動の活用に不安があるなら無理をしない
まだウォルフ波動を覚えたばかりでそれほど深く理解していない場合は、無理をしないほうが得策です。
例えば、最初からいきなり大勝負を仕掛けたりするのは無謀なやり方ですよね。
まずは失敗しても痛手にならないぐらいの少額投資にとどめておき、様子見から始めてみましょう。
その様子見で成功したら、少しずつ投資額を増やしていくのがオススメです。
最初から無理をして失敗するとダメージが大きいですから、許容範囲内でウォルフ波動を活用するのが無難です。
わからない時はシミュレーションを繰り返す
ウォルフ波動についていまいちよくわからない時は、どうすればいいのかシミュレーションを繰り返しましょう。
実際に取引をすると損失が出る可能性がありますので、そういう時はとりあえずシミュレーションを行います。
シミュレーションを行って成功したら、実際に取引を行えばいいのです。
今はデモトレードが簡単にできますので、とりあえずデモトレードから試してみてもいいかもしれません。
成功法則としてきちんと確立するまでは、入念にシミュレーションを行いましょう。
ウォルフ波動をみつけ出すためにチャートをよく見る
ウォルフ波動を活用する際のスタートラインは、チャートでウォルフ波動を発見することですよね。
発見できなければ、活用も何もありません。
まだFXをはじめたばかりだとチャートを見るのも一苦労ですが、チャートをしっかりと見られるようになればそれだけウォルフ波動も見つけやすくなります。
ウォルフ波動をしっかりと自分のものにするためにも、チャートをよく見るトレーニングを行いましょう。
トレーニングを行うことで、ウォルフ波動が発見しやすくなります。
「FX【ウォルフ波動】基本や活用方法、注意点について解説！」のまとめ
ウォルフ波動がいったいどんなものなのか、基本から活用方法までをなるべくわかりやすく解説しました。
説明を一読しただけでは、よくわからないかもしれません。
FXを始めたばかりだとなかなか難しいかもしれませんが、チャートを見ることに慣れてくるとだんだん理解できるようになります。
ウォルフ波動をみつけ出すためのポイントがありますので、それをしっかり把握しておくといずれ活用できるようになります。
ウォルフ波動をマスターし、FXでのプラス収支を目指しましょう。
