ローソク足の動きや形で、転換などのタイミングを掴むのがプライスアクションです。
大きな時間足程、その信頼度は高くなると言われています。
今回は、そんなプライスアクションの一覧をご紹介しています。
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プライスアクション一覧
プライスアクション一覧を掲載しています。
アウトサイド
直前の値動きを大きく包み込むサイズのローソク足が、アウトサイドバーです。
アウトサイドバーは激しい売り買いが行われた際に発生しやすいもので、発生後は相場が反転する確率が高くなるため、逆張りが有効です。
ただ、高値と安値が前回の値動きをしっかりと包み込んでいないと、反転をしない可能性もあるため、バーの長さをよく確認した上でエントリーをする方が良いでしょう。
インサイド
インサイドとは、直前のローソク足の中にすっぽりとはまり込む長さのローソク足ができた状態です。
トレンド相場でインサイドが発生した場合は、トレンド方向に向けて大きく伸びる前触れとなります。
サポレジラインと近接をしていない場所で、インサイドバーが発生した時は、順張りをすることで勝率を高めることができます。
ピンバー
ひげが長く実体が短いローソク足が、ピンバーです。
ピンバーが出ると、反転しやすくなります。
特に注目をしておきたいのが、レジサポラインに近い状態でのピンバーです。
レジスタンスライン周辺でで上ひげが長いピンバーが出たら売り、サポートライン近くで下ひげが長いピンバーが出れば買いの合図と考えておくと良いでしょう。
スラストアップ(スラストダウン)
スラストアップは、その日の終値が確定し、前日のローソク足の高値を更新して上昇している状態です。
スラストダウンは、これとは反対に、前日の安値を下回っていることです。
スラストアップが多く出現している場合は強い上昇局面、つまり買い勢力が優位な状況です。
一方、スラストダウンが多く出現している場合は強い下降局面、つまり売り勢力が優位です。
そのためこのようなローソク足になります。
スラストアップ(スラストダウン)が複数回出現している状態であれば、その方向性のパワーが非常に強いため、流れに乗って順張りでエントリーする判断ができます。
リバーサルハイ(リバーサルロー)
直前のローソク足の高値を更新しつつ、終値は直前のローソク足を下回る状態がリバーサルハイです。
リバーサルハイが出現した後は、トレンドが転換しやすくなります。
反対に、直前の安値を更新し、終値が直前のローソク足より高くなる状態がリバーサルローです。
リバーサルハイなどをエントリーの目安にする場合は、直前までトレンド相場になっているかを確認しておく必要があります。
ランウェイアップ(ランウェイダウン)
ランウェイアップとは、基準となるローソク足から数えて過去5本の最高値が基準の最高値以下、直近5本の最低値が基準の最低値以上の状態を指します。
合計11本のローソク足を見て、ランウェイアップが起きていれば相場はさらに上昇する可能性が高くなります。
全体的な流れを確認したい時は、ランウェイアップに注目をしておくと良いでしょう。
スパイクハイ(スパイクロー)
スパイクハイは、ローソク足が上向きの長ヒゲを付けることを意味し、実体の部分に比べてヒゲが長いことです。
前後の数日の高値と比較して、さらに高値で長ヒゲを付ける状態です。
スパイクローは、これとは反対で、安値を更新した状態で下向きの長ヒゲが出現します。
スパイクハイであれば売り勢力が強まってきたことによる上昇の終わり、スパイクローであれば買い勢力が強まってきたことによる下降の終わりのサインの可能性があります。
高値か安値を更新して長ヒゲが出現した場合に、トレンド転換を予測して逆方向のエントリーを検討することができます。
フォールスブレイクアウト
一方向に動いていた為替レートが、長い間ブレイクされていなかった高値圏や安値圏で勢いが弱まり、エネルギーをためているかのように横横の動きに変わった状態です。
強い抵抗ラインがあると大勢の人々に思われていて、ブレイクしたのなら大変な勢いがあると思ったら、大口が逆張りをして、反転して長いヒゲを作ります。
ダマシだったと判断した人々が損切をし、新規勢も加わりますので、ヒゲが確定しそうでしたらエントリーするべきです。
フェイクセットアップ
一方向に動いていたチャートが、抵抗ラインで勢いが弱まり、横横の動きに変わる状態です。
抵抗ラインをブレイクしたと思ったら、大口が逆張りをして、跳ね返るようにチャートは転換の形になります。
ダマシだったと判断した人々が損切しますし、チャート転換に乗っかる新規勢が加わるので、よりハッキリとしたチャート転換の形になります。
ですから、ダマシだとハッキリしてからエントリーするべきです。
「FXでのプライスアクション一覧|トレンド転換や継続の位置を見極めよう」のまとめ
プライスアクションは、知れば知るほど奥が深いものです。
エントリーサイン・タイミングも併せて覚えておくと便利です。
一覧の画像をチャートと一緒に開いておくのも良いかもしれません。