FXにはいくつかの手法があり、その中でもデイトレードが人気です。
短い期間で取引を完結させるものであるため、上手く立ち回ることで大きな利益を得られる可能性もあります。
ここでは、デイトレードについて解説します。
Contents
デイトレードとは?手法やメリット、使用する時間足など
デイトレードというのは、上述の通り1日で取引を完結させるスタイルのことです。
そのため、損をしている場合でもその日の終わりには損切をするなどして翌日には新たな気持ちで臨むことができます。
少額でも大きな利益が出せる可能性がある
少額で始め、利益が出たところで決済を出すことを繰り返していくことによって気がつけば大きな儲けとなる可能性もあります。
1日の内に何度も資金を回すことで、少額でも大きな額を投資することと何ら変わりないということもあるのです。
もちろん、安定した勝ちが求められるので、簡単な気持ちで上手くいくわけではありません。
自由な時間でFXを楽しめる
デイと名がついている通り、1日の内で取引を行うことになります。
例えば、家事が落ち着いた後に、あるいは仕事から帰宅した後に気楽な気持ちで取引をすることも可能です。
FXの手法の中には、常時画面に張り付いていなければならないものもありますが、デイトレードはその必要はありません。
使用する主な時間足は4時間足・1時間足・15分足
基本的に、トレードは順張りでいくことをオススメします。
上昇トレンドであれば買い、下降トレンドであれば売りということですね。
なので、大きな時間足から(4時間足⇒1時間足⇒15分足)で大まかなトレンドの向きを確認していきます。
個人的な見解になりますが、4時間足で上向きであれば、たとえ下位足が下向きであっても「買い」でエントリーすべきだと考えます。
1日の流れを読みながら小さい時間足で細かいエントリーポイントを探ってみましょう。
デイトレードでオススメのテクニカル分析(ラインやインジゲーターなど)
デイトレードは日単位で相場を読まなくてはならないのですが、そこで役立つのがテクニカル分析です。
種類も多く中には複雑で簡単には理解ができないとされるものもありますが、何もすべてをマスターしなければならないわけではありません。
こちらではよく使われているテクニカル分析を解説するよ。
トレンドライン
まずは、トレンドラインで上昇・下降のトレンドを把握しましょう。
直近の最安値・最高値にそれぞれラインを引くと良いです。
また、大きな時間足から小さな時間足の順で引いていくようにしましょう。
大きな時間足でのトレンドが、小さな時間足よりも信頼できるトレンドラインになります。
水平線(レジスタンスライン・サポートライン)
水平線は、直近の最安値・最高値に水平に引いた線になります。
トレンドラインと同様に大きい時間足から引いていくようにしましょう。
特に、水平線とトレンドラインが交わる際は三角持ち合い(アセトラ・ディセトラ)の形になるので注目しましょう。
フィボナッチリトレースメント
フィボナッチリトレースメントは、大きな上昇(下降)があった際にどこまで戻るのかを判断する指標です。
インジゲーターで最安値⇒最高値(過去から未来へ)を指定すると、その間に38.2%、50%、61.8%のラインが表示されます。
数字が低いところで反発すればするほど、強いトレンドと判断できます。
押し目買い・戻り売りの判断をする際に便利です。
FX初心者がデイトレードをする際の注意点を解説!
デイトレードは多くの人が行っている方法です。
長い間ポジションを保有しないため、比較的安定して取引ができるとも言われています。
しかし、実際にデイトレードを実践する際に注意しなければならない点があるため、いくつか紹介します。
レバレッジに関して
FXでは自分が所有している金額以上の通貨で取引をすることができます。
例えば、10万円でも場合によっては100万円などで取引ができてしまうのです。
その際に利用されるのが、レバレッジです。
レバレッジで証拠金以上の力で取引をして、利益を出せれば問題はないのですが損をした場合が問題なのです。
上述のように10万円で100万円の取引をして損をしてしまうと、10万円しかないにもかかわらず90万円の損失を穴埋めする必要が出てしまうのです。
デイトレードであることを意識する
仮に損をした状態で1日を終えるのであれば、翌日からまた新たな気持ちで取引をしようと思えるでしょう。
しかし、利益が出ている状態で1日を終えようとしている場合日をまたいでさらに大きく稼げそうだと思っていると、デイトレードをしているにもかかわらずポジション翌日以降も保有してしまうケースが多いのです。
そして、翌朝になって反対に値動きをして損をする、という人も少なくないのです。
あくまでも1日で取引を完結させる、という気持ちで取り組む姿勢が大切です。
損を取り返そうとむきにならない
FXをしている人の中には、損は次で取り返そうと躍起になる人がいます。
このような場合、大抵の人が冷静な判断力を失ってレバレッジを大きくしてしまったりトレンドを誤ってしまうことになります。
そうなると、取り返すつもりが反対に傷口を大きく広げてしまうことにもつながってしまいますので、どのような時でも冷静に判断して対処する必要があるのです。
『FXのデイトレードとは?メリット・手法・テクニカル分析・注意点を解説!』のまとめ
デイトレードの他にも楽しみ方は様々にあります。
まずは色々と挑戦してみて、自分に一番合っていると感じた方法で臨むことが大切です。
それがスキャルピングであればそれを継続すれば良いですし、デイトレードであればとことん研究を続けることが大切です。
その際に、デイトレードのメリットを知ることももちろん大切ではありますが反対にどのようなデメリットがあるのかも把握しておく必要があります。
良い面と悪い面を正確に把握することで、その方法の本当の姿が見えてくるようになるでしょう。