FXでおすすめの時間帯|市場の傾向や仲値・窓の戦略などを解説!

FXでおすすめの時間帯|市場の傾向や仲値・窓の戦略などを解説!

初心者のうちには、FX取引はどの時間帯にやるのが良いのかと悩むことがよくあります。

ルーチンで何曜日のどの時間帯に取引をするのかを決めると、取り組みやすいのも確かでしょう。

自分にとって勝率が高い相場が頻出する時間帯が最もいいよね。

ただ、その時間帯の選び方によってどんなFX取引ができるか、有利になるか不利になるかにも大きな違いがあります。

この記事では特に初心者向けにおすすめの時間帯や仲値、窓などといったFX取引となるポイントを説明するので、FX取引の戦略を立てる際の参考にして下さい。

FXで初心者におすすめの時間帯は?それぞれの市場の傾向や癖など

FX取引をする上で、どの時間帯を選ぶと初心者でもやりやすいのでしょうか。

時間帯によって違うのは市場の動きで、世界各国のどの市場の動きが活発かが異なります。

あくまでオススメという時間帯だよ。

一般的な分け方とそれぞれの特徴について確認しておきましょう。

大まかに考えると四つの時間帯がある

市場の活発な動きがあるのは、各国の主要市場が開く少し前から閉じるまでの間です。

大まかに考えると以下の四つの時間帯に分けて考えることができます。

オセアニア 8時~16時
アジア 9時~17時
欧州 15時~翌2時
アメリカ 21時~翌6時

※FXの市場は実際にどこかに存在するわけではなく、その国の取引が多い時間帯のことを指します。

上記は夏時間なので、冬の場合はプラス1時間で考えてください。

各時間帯の市場取引が活発なとき

市場によってさらに細かく見ていくと活発な値動きを起こす時間帯が異なっているので、時間帯をさらに絞り込みたいときには十分に注意しましょう。

1日の流れとしてみてみると…

9時頃~:日本市場が始まるので値動きが少し活発になります(特に仲値公示付近)。

16時頃~:ロンドン市場で大きく動くことが多いです。トレンドに逆行することが多いことから、それまでの日本時間の投資家を狩りに来ているともいわれます。

21時半頃~:NY市場が始まります。ロンドン市場とも時間が重なることからこちらも大きく動きます。

初心者におすすめの時間帯

初心者におすすめなのはアジア市場の朝の時間帯(9時頃~)です。

10時前までのドル円がよく動く時間帯は、日米の経済動向を追うだけでも比較的予測しやすいので初心者でも取り組みやすいでしょう。

仕事をしている人は、家に帰宅してから取り組めるということでNY時間もオススメです。

ロンドン時間は、それまでのトレンドに逆行することが多いので最初は避けるべきです。

初心者は「仲値」の時間帯にも要注意!仲値とは?戦略など

FX取引の初心者には、仲値(なかね)というのを聞いたことがない人もいるでしょう。

仲値を知ることによって、異なる戦略を立てることができるようになります。

仲値の時間帯は毎日あるからぜひ覚えておいてね。

仲値の意味や注目すべき理由と関連する戦略について紹介するので参考にして下さい。

仲値とは?

仲値とは、外国通貨との取引をする上で金融機関と顧客が使用する基準レートです。

為替取引では外貨を買うときと売るときでレートが異なりますが、仲値はその中間の値として適正な数字として設定されているのが特徴です。

日本の場合には三菱UFJ銀行が仲値を決定する役割を担っていて、平日の午前9時55分に決定されます。

そして、午前10時に他の銀行に公示されて、その数字に基づいた取引が銀行や企業で行われていくというのが基本です。

仲値に注意すべき理由

為替レートは常に変動しているのにFXで仲値に着目する意味はあるのかと思うかもしれません。

しかし、仲値が決まる前の時間帯は仲値で取引をしたい企業が銀行に事前に依頼していることがよくあります。

これに対応するために銀行も取引を早い段階で行っておくため、仲値が決まるおよそ一時間前からドル円の動きが活発になります。

そして、仲値が公表されてからもとのレートに戻っていく傾向があるため、比較的予測をしやすい時間帯なのです。

仲値に着目する戦略とは?

仲値に着目する戦略の例を紹介しておきます。

ドル円が下がっていて、円の価値が上がっていると輸入を主に行っている企業ではドルを買いたいと考えます。

それを見越して銀行は仲値が決定する前に、ドルを購入して対応できるようにするためにドルを購入するのです。

これに伴ってドル円が高くなっていきます。

そして、企業がドルを円で買うとレートが下がっていき、また元の水準に戻るのです。

この値動きのパターンを考慮して短時間での取引をするのが効果的な戦略でしょう。

FXは土日はお休み!月曜日の朝の値動き(窓)に要注意!

FXは、世界経済の動きを反映することから24時間取引ができますが、平日のみで土日は取引ができない仕組みになっています。

この点に着目して月曜日の朝に取引をする方法もあるので、月曜日の朝の特徴や注意点を確認しておきましょう。

初心者の人は最初は手を出さない方が良いかも。

FX取引における窓とは?

FXにおける月曜日の朝の取引を理解する上で、重要なキーワードが「窓」です。

窓とはチャートを見たときに生じているローソク足のギャップのことです。

金曜日の時点と月曜日の時点で、価格が大きく異なると窓が大きく開いているということになります。

FX取引ができない土日も世界経済は動いているので、大きな窓が開くこともあるのです。

オセアニア市場が最も早く開くため、その市場が開いた直後の取引が他の市場に影響を与えていることもあります。

窓戦略で稼ぐことも可能

窓が開くと初心者は動揺してしまいがちですが、窓戦略を立てておけばこのタイミングで稼ぐこともできます。

一般的な傾向としては、窓が開いてしまったら窓を埋めようと考えてポジションを取り直す投資家が大半を占めています。

そのため、トレンドとしてはだんだんと窓が閉じられていくのです。

このような値動きが起こることがわかっていると、窓戦略を立てることができます。

一般的には窓埋め戦略と呼ばれているもので、成功すると大きな利益を得ることが可能です。

窓埋め戦略の基本とは?

窓埋め戦略では、月曜日の朝に市場が動き出したタイミングをよく観察するのが重要です。

そのタイミングで勢いよく値動きが起こりそうだとわかったら、高めのレバレッジをかけて取引をするというのが一般的なやり方です。

このような窓埋め戦略は、秒単位での見極めが重要になるので速やかに注文を受け付けてもらえる口座を用意しておくことが必要です。

値動きがあまり大きくないときでも、着実に積み上げていけば大きな利益を生み出せるでしょう。

『FXでおすすめの時間帯|市場の傾向や仲値・窓の戦略などを解説!』のまとめ

FX取引では、時間帯を考えて取引をする戦略を立てることができます。

市場の動きが活発な時間帯は各国で異なるため、どの市場をターゲットにして取引をするかを決めて取り組むのが大切です。

最初はいろんな時間帯でトレードしてみると良いよ。

初心者にはアジア市場がわかりやすく、仲値や窓埋め戦略についても理解できていれば大きな利益を得ることもできるでしょう。

時間帯の選び方は市場の動向も加味することが大切で、大きな値動きを期待できる市場をターゲットにするのが大きな利益を生み出すための基本です。

慣れてきたら市場の動向に基づいて取引をする時間帯を決めるようにしましょう。

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