FXは少額からでも利用できますが、大きなお金を動かすこともできるので専業でトレードして生計を立てている人もいます。
「投資を専業にするのはちょっと怖い…」という人もいると思うので、向いている人やメリット、注意点を紹介していきます。
FXの知識があるかどうかも重要ですが、会社に勤めるのとは全く環境も異なってきます。
Contents
FXの専業トレーダーが向いている人の特徴3つ
FX専用トレーダーになると、会社に通勤する必要はありません。
会社にいれば例えなにもしていなくても給料が発生しますが、専業となるとそうはいきません。
このような特徴がある人が向いています。
冷静で長期的な計画ができる人
FXは1回だけでも稼ぐことができますが、専業となると継続的に利益を出していく必要があります。
そもそもFXは1日だけの取引ではなく1ヵ月以上先を見越して取引を行うことも多いので、長い目で考えられる人が向いています。
いくら知識のある人でも毎回期待以上の利益を出すことはできませんし、損失が出ることがあるのは当たり前。
感情的にならず冷静でいられることも大事です。
損失がでても冷静に分析し、「取り返すぞ!」と熱くならないタイプの人の方が向いています。
資金を十分に確保している人
専業トレーダーになると、会社員のような決まった収入はありませんしボーナスもありません。
全て自分の力で稼いでいく必要があるので、資金が十分にあるかどうかも大事。
いくら必要なのかは人によりますが、1,000万円以上の資金があれば当面は安心とされています。
しかし、いくら資金があっても出費が多ければ日常生活に支障がでてきます。
派手なお金の使い方をしない人、無駄遣いをせずに収支をしっかりと計算できる人など、お金に対して堅実な人が向いています。
ニュースや経済を学ぶのが好きな人
FXをするには最低限の知識が必要ですが、専業として活動するなら勉強に終わりはありません。
為替は様々な出来事で変動するため、ニュースや世界の出来事を学ぶことが大事です。
世界の経済状況を把握し、相場を分析できる人が向いています。
もともと経済の動きが好きな人であれば問題ありませんが、あまり好きでない人は日々の勉強で挫折してしまうことも。
空き時間でFXをするのであればそこまで深い知識は必要ないこともありますが、専業になるなら常に新しいニュースは頭に入れておいた方が良いですよ。
FXの専業トレーダーになるメリット
「収入が安定していない」「負債を抱える可能性がある」「収益があがらない可能性もある」など、FXの専用トレーダーにはネガティブな印象もあります。
デメリットばかりではなく、こういったメリットもありますよ。
人間関係で困ることがない
仕事をしていて一番よくある悩みが、人間関係です。
仕事自体は楽しくても人間関係が悪いと働きにくいですし、実際に退職理由として人間関係のトラブルをあげる人が多いです。
専業トレーダーになると、基本的に1人で自由に行うことができます。
わずらわしい人間関係は一切なく、パソコンやスマホさえあれば取引を行うことができますよ。
取引ツールさえあれば出来るので、上司に愛想笑いをする、取引先の頭を下げるといったことがなくストレスフリーの生活を送ることができます。
仕事の時間を自分で決められる
専業のトレーダーであれば作業する時間を自分で決めることができます。
FX市場は平日であれば24時間開いていますから、朝でも昼でも夜でも好きなように自分の生活スタイルをつくることができますよ。
兼業トレーダーの人であれば、仕事の合間や休みのときだけしか取引ができません。
専業であればニューヨークの市場に合せるなど、生活をFX中心にして組み立てることが可能。
毎日同じ時間に取引する、用事があるときは夜だけにするなど、自由度が高いですよ。
実力さえあればいくらでも稼げる
FXで成功すると年収は会社員の比ではありません。
雇われていれば急に何倍にも年収が上がるなんてことはまずありませんよね。
FXは実力さえあえば継続して利益を出すことも可能で、中には1日で会社員の年収を稼ぐような人も。
そのような人は稀ですが、高収入が夢ではないのがFXの良い所です。
専業になると取引をする時間も自由につくれますから、稼ぎやすくもあります。
何かあったときにすぐ対処できるため大きな利益もあげやすいのです。
FXの専業トレーダーになる際の注意点
専業FXトレーダーの生活は会社員とは全く違います。
専業は夢がありますが、こういった注意点もあるのでそれでも良いかどうか自問自答しておきましょう。
まとまったお金の準備が必要
専業トレーダーになると1回の利益ではなく、継続的な利益が必要です。
利益がないと無収入となりますから、自分の生活費を賄うという覚悟がいります。
また、無収入になる可能性もあるので資金の準備も必要。
ある程度の大きな利益を出すためには元手も必要なので、できる限りお金を準備しておきましょう。
専業になる前から常にコンスタントな利益を上げていたとしても、そのまま利益が出せるとは限りません。
お金はいくらあっても良いですから、専業になるには最低でも年収の2倍は用意しておくようにしましょう。
社会的な印象はあまり良くない
FXは投資ですが、よく理解していない人は投資をギャンブルだと考えている人もいます。
自宅でパソコンを使って作業しているということからも、不健康な印象も。
社会的な印象は良いとは言えないですし、住宅ローンなどの融資を受けられないこともあります。
投資は決してギャンブルではありませんし、経験があればコンスタントに利益を出すことも可能です。
しかし「決まった収入がない」というのは、全く投資をしない人にとっては危ない人と思われえてしまうこともありますよ。
再就職がしにくくなる
FX専業トレーダーをやっていると再就職がしにくくなります。
思ったような利益がでずに就職しようとしても、専業トレーダーをしていた期間は空白となり、面接の際にも説明をするのが大変です。
一般的に「無職」と捉えられてしまうため、専業トレーダーの期間が長ければ長いほど「無職期間の長い人」として扱われることになります。
再就職を検討する場合は、早めに専業トレーダーを辞めるなど、素早く対処していく必要があります。
判断が遅くなるとますます就職しにくくなりますよ。
「FXの専業トレーダーが向いている人の特徴・メリット・注意点を解説」のまとめ
FX専業トレーダーにはメリットもデメリットもあります。
人と関わらなくても良いのでストレスが溜まりにくく、会社員では考えられない収入も期待できる反面、自分で稼がないといけないというプレッシャーも。
しかし、性格だけではなく資金も必要になるため、大きな資金を用意できるかどうかもポイント。
再就職がしにくくなるというデメリットもありますから、まずは「1年間」など期限を決めておくのもおすすめです。
その期間に安定して利益が出なければ就職するなど、最初にルールを決めておくと後悔しにくいです。