FXで注目されている通貨の1つに、スイスフラン(CHF)がありますよね。
ただ、FXを始めたばかりでこれから詳しくなろうとしているサラリーマンの方などは、スイスフラン(CHF)についてあまり知らないですよね。
そこでスイスフラン(CHF)がどのような通過なのか、特徴や役割などいくつかの項目に分けて解説します。
スイスフラン(CHF)の基本情報を頭に入れておきましょう。
Contents
FXにおけるスイスフラン(CHF)の特徴や役割
まず最初に頭に入れておきたいのは、FXにおけるスイスフラン(CHF)の特徴や役割についてですよね。
特徴や役割を覚えておきましょう。
永世中立国ならではの安心感
誰もがご存知の通り、スイスは永世中立国ですよね。
永世中立国ですので、政治的に中立的な立場を貫くスタンスです。
このしっかりとした政治的安定性は非常に魅力的です。
なぜならスイスフラン(CHF)は、政治的なニュースの影響をほとんど受けないからです。
もしも政治情勢が不安な国だったら、スイスのような安定性には期待できませんよね。
明日どうなるかわからない政治情勢は、通過にも大きな影響を与えます。
スイスフラン(CHF)は政治的に安定している通貨です。
安定性が魅力の通貨
政治的な安定性以外に、金融サービスも安定しているのがスイスフラン(CHF)です。
スイスから金融の不安を報じるようなニュースは、ほとんど聞こえてきませんよね。
日本と同レベルの金融の安定性があるといっても、過言ではないかもしれません。
また政策金利がとても低い水準にあるのも、スイスフラン(CHF)の特徴だといえるでしょう。
金利がとても低い水準にあるため、キャリートレード狙いで選ばれやすい通貨です。
通過の特徴をよく把握しておきましょう。
有事の際に存在感を発揮する
政治的にも金融サービス的にも安定力で他を圧倒するスイスフラン(CHF)は、有事の際に最も存在感を発揮します。
世界規模で何かあった時など有事の際は、スイスフラン(CHF)の果たす役割が大きいです。
とりあえずスイスフラン(CHF)を持っておくなど、安全資産として扱われることが多いです。
普段はそれほど目立つわけではないですが、だからこそいざという時に頼りになります。
そのあたりは日本円と似ている部分ですよね。
スイスフラン(CHF)はどんなニュース(指標など)に反応しやすい?
次にスイスフラン(CHF)はどのような情報やニュースに反応しやすいのかを知っておきましょう。
世界的な情勢不安の時
何か世界的な事件など情勢不安の時に買われやすいのが、有事に強いスイスフラン(CHF)です。
実際のところテロ事件や戦争が開始されるタイミングでは、スイスフラン(CHF)が上昇しました。
世界的な情勢不安が容易に予測できるような状況になった時、有事に強いスイスフラン(CHF)に対して特に注目が集まるということですね。
またテロや戦争以外に経済への不安がささやかれている時なども、やはりスイスフラン(CHF)の人気が高くなります。
経済指標の動向への反応
これはスイスフラン(CHF)だけに限ったことではありませんが、経済指標の動向への反応はやはりあります。
スイス経済がどうなのかは、経済指標によって表されますよね。
もしも動向が上向いていればスイスフラン(CHF)は買われやすくなりますし、下降していればその反対に売られやすくなるでしょう。
ただその変化は、他の通貨と比べるとそれほど大きくないかもしれません。
なぜならスイスフラン(CHF)は安定通貨とみなされているため、それほど大きな変動は起きにくいからです。
それでも経済指標はチェックしておくべきでしょう。
重要な人物の発言や発表
スイスフラン(CHF)に少なからず影響がある重要な人物の発言や発表のニュースも、反応しやすい部類に数えられます。
財政や金融政策に関連した人物の発言や発表があれば、それに反応しておかしくないということです。
他の通貨よりは影響がおさえられやすいかもしれませんが、まったくないとはもちろん言い切れません。
ですのでもしもスイスフラン(CHF)に興味を持った時は、重要な人物の発言や発表がないか確認しましょう。
スイスフラン(CHF)を含む通貨ペアでFXをする際の注意点
最後にスイスフラン(CHF)を含む通貨ペアでFXをする際にどんなことに注意すればいいのか、注意点について確認しておきましょう。
スイスフランショックが再度あるかもしれない
有事に強い安定通貨といわれるスイスフラン(CHF)ですが、2015年にはスイスフランショックがありました。
ちょっとした間に大きな値動きがあったというのですから、スイスフラン(CHF)を持っていた人にとっては生きた心地がしなかったでしょう。
そうした突発的なショックを気にしていたらFXはできませんが、再度ないとは言い切れませんよね。
スイスフランショックの可能性は捨てきれませんので、そういうこともあると注意してFXに取り組む必要があります。
スイスは情報収集がしにくい
日本のネットニュースなどでスイスのニュースが流れることは、ほとんどありませんよね。
アメリカや中国や韓国なら自然といろいろなニュースを見聞きしますが、スイスともなるとほとんどわかりません。
たとえスイスでスイスフラン(CHF)に影響を与えるようなニュースがあったとしても、その情報をいち早くキャッチするのは難しいといえるでしょう。
情報に疎くなりがちですので、スイスフラン(CHF)を含む通貨ペアでFXをするならスイスの情報収集を意識的に行うよう注意が必要です。
それぞれの通貨ペアのチャートを参考にする
もしもスイスフラン(CHF)を初めて通貨ペアに含める場合は、それまでのチャートを参考に注意してFXを行いましょう。
スイスフラン円や米ドル・スイスフランがどのような動きをするのか、チャートをみるとわかりますよね。
たとえば米ドル・スイスフランは、サブプライムローン問題の影響が色濃かったとわかります。
チャートを参考にすることで、どんなことに気をつければ良いのかがそれとなく見えてきます。
今までの変動パターンを知っておきましょう。
「スイスフラン(CHF)」のまとめ
スイスフラン(CHF)がいったいどのような通過なのか、特徴や役割を中心に解説しました。
政治的にも金融的にも安定しているのがスイスですので、スイスフラン(CHF)もどちらかといえば安定する傾向にあります。
スイスに関係したニュースは日本にいるとそれほど耳に入ってこないですし、もしもスイスフラン(CHF)を通貨ペアに含めるなら情報収集を積極的に行いましょう。
安定を求めてFXをするなら、スイスフラン(CHF)を加えてみてもいいのかもしれませんね。